「銀聯(れんぎん)カード」の正体

「銀聯(れんぎん)カード」の正体

中国への関心が高まっている。旅行者も増えているが、クレジットカードは実際に日本のように使えるのか。2007年秋に上海に行ってきたので、その報告をしよう。ここ2〜3年で中国は確実にカードが使えるようになった。繁華街の店にはカードのアクセプタンスマークが貼ってあるし、中国人たちはみなキャッシュレス時代だと胸を張って言うようになった。

 

中国人の友人に「クレジットカードが使えるようになったのだね」と聞くと、「沿海部の都市ではだいたい使えます。ビザ、マスターも使えますが、多くは銀聯カードですよ」と言ってそのカードを見せてくれた。

 

カードの右上に銀聯のマークが入っている。しかし、その銀聯カードは、実はクレジットカードではなく、デビットカードなのだ。中国の銀行が発行するキャッシュカードに銀聯ブランドがついて、デビットカードとして買い物ができるというものだ。まだ、中国ではクレジットとデビットの区別かっかず、とにかく買い物のできるカードならみなクレジットカードと思っているようなのだ。

 

unionpay_creditcard

 

ポイント銀聯(れんぎん)カードの詳細・申込はこちら

 

中国銀聯というのは、中国の中央銀行である中国人民銀行が中心となって、政府主導で設立された銀行間決済ネットワークの運営会社のことである。中国を中心に香港、マカオなどの金融機関の180行以上が銀聯ネットワークに参加し、銀聯カードを支えている。

 

もともと中国は銀行間のネットワークが未整備で、発行銀行とは別の銀行のATMやCDではカードの利用ができなかった。このため、02年に85の金融機関が集まり、上海市で中国銀聯が設立され、共同でATMネットワークの運営を行う体制が整った。さらに、カードビジネスを始めるにあたっては、中国には十分な与信ノウハウがなかったために、クレジットカードではなく、与信の必要のないデビットカードでスタートすることになった。それが銀聯カードの始まりである。現在のところプロパー一般カードはあるがゴールドカードはない。

 

中国でのクレジットカード利用を考えるなら銀聯カードが便利です。JCBは使える場所が 少ないですし、VISAやマスターも上海や北京以外の地方都市では使える場所がかなり 限られます。でも、銀聯カードならローカルスーパーでも使えます。中国本土や、香港、マカオに旅行に行く方は必携したいカードです。